2024-12-26


京都

指定席券売機で青春18きっぷを買う。聞知していないだけであって、このきっぷの「リニューアル」に対する抗議の暴動などは起こっているのだろうか。18きっぷがあれば、青森市民も山口市民も2,410円でJR東日本本社ビルに集い抗議の声をあげることができる。複数人での利用ができないので、一人で来よう。期間を空けての利用ができないので、次の日はまたJR西日本本社ビルにでも移動することにしよう。

山陽本線で播州へ向かう。石川清『津山三十人殺し 最終報告書』を読む。

赤穂

途中下車する。赤穂市立歴史博物館で100名城スタンプを押す。赤穂城跡を歩く。塩と赤穂浪士。12月であるのだし、溝口健二『元禄忠臣蔵・前編』『元禄忠臣蔵・後編』をiPadにダウンロードしてきたが、見る気になるかわからない。

岡山へ向かう。山岸凉子「負の暗示」(『山岸凉子スペシャルセレクションⅤ 天人唐草』収録)を読む。

とみくん LOVE

岡山

岡山駅には人が多い。岡山が栄えていると、新大和皇国新首都「岡京」について思い出され、よしいいぞと嬉しくなる。「#ニッポンの首都を岡京に」プロジェクトがChange.orgで立ち上がったら、賛同する。署名はしない。その読みは絶対にこーきょーではなくおかきょーであるべきだと言わねばならない。おかきょー、おかきょー。岡崎京子を岡京と呼んでいる人はあまりいない。

路面電車で岡山城へ向かう。100名城スタンプを押す。

路面電車で岡山駅に戻り、快速ことぶきで津山へ向かう。田中登『丑三つの村』を見る。

津山

駅前で車を借りて城下へ向かう。津山城跡を歩く。100名城スタンプを押す。

城跡から下りるとすぐにつやま自然の不思議館がある。「初代館長がホルマリン漬けで展示されている」という惹句で世間の耳目をひいている、のだろうか。館内には、ワシントン条約締約以前に集められた動物の剥製など、約20,000点の展示が並べられている。初代館長の森本慶三は遺言として、法の許す限りにおいて自らの遺体をその展示物の一つとすることを望んだ。ホルマリンに漬けられた心臓、脳などの主要臓器が展示室に置かれている。その撮影は禁じられている。

北極のクマと南極のアザラシによる「前代未聞の対面」

苫田ダムは津山市街の北東、吉井川の上流部に建設された、ラビリンス型(ジグザグ型)の非常用洪水吐を持つダムである。ダム内には自由に立ち入ることのできる堤内見学室がある。見学するが、放水はされていない。資料展示室から内線で係員を呼び出し、ダムカードを受け取る。

Liminal

吉井川水系の加茂川沿いを北上し、いわゆる「津山三十人殺し」の現場の近くへ向かう。百々温泉めぐみ荘で入浴する。普通浴槽、歩行浴槽、マッサージ浴槽、薬風呂、そして露天風呂。歩行浴槽は床が足つぼ押しになっている。2周歩いて回る。

津山セントラルホテル アネックスでは平日の19時からカレーが振る舞われている。チェックインすると、カレーは概ねビジネスマンたちに食い尽くされているが、鍋からかき集めて夕食を確保する。フロントに設置されているドリンクディスペンサーからはアセロラジュースやビタミン炭酸飲料とウイスキーを同時に排出させることができる。馬鹿。