山口
山口駅前からバスに乗り秋芳洞へ向かう。鍾乳洞は、良い。秋吉台が千葉県浦安市にあったら年間来場者数は1億人を超すだろう。
瓦そばが食べたいので、秋芳洞出入り口の前に伸びる商店街の観光会館 安富屋へ。秋吉台で育ったというゴボウが名物として売り出されている。店内で、「ブラタモリ」のタモリさんや「2ちゃんねる」開設者のひろゆきさんも絶賛したゴボウをぜひご賞味ください、というようなアナウンスが大音量で流れ、「ブラタモリ」と「2ちゃんねる」の並置に笑ってしまう。「2ちゃんねる」ってこんな老若男女が集まる観光地の意図せずとも耳に入るような状況で発されていい単語だったのか。そのようなアウト、セーフの基準は普通の人々による素朴な何となくの空気によって運用されているように感じられ興味深い。
バスで新山口駅へ向かう。
新山口駅から山陽本線で下関へ向かおうとするが、通り道の宇部って庵野秀明『シン・エヴァンゲリオン』のアレかと気づき向かうことにする。調べるとアレは宇部駅ではなく宇部新川駅なので、時間のロスと天秤にかけ、寄り道することに決める。
宇部
別府
ビジネスホテル はやしに泊まる。以前にこのホテルについての投稿が偶然流れてきて、別にこの人の知り合いでもフォロワーでも何でもないが、別府に行くときはここに泊まるものであるのかと理解した。別に辺鄙なところにある古いホテルを物好きが探し出してきて内輪で定番にしているわけではなく、この建物が京都駅でいうと京都タワーのポジションに配置されているので、それはみんなここに泊まるよなという感じ。部屋に入るとゴミ箱の中におそらく前の宿泊者の空きペットボトルが入ったままになっていて、そんなことなかなかないと思うが、ゴミ箱の中にゴミが入っているだけなので別にオッケー。